美容師がこれやるとみんなが豊かになる。髪は切るけど美容室に行かない50万人のお客様を取り込もう。

髪は切るけど美容室には行かない…

しかも美容師がお客さんだと思ってない人々が日本には50万人もいます。

誰でしょう?

数字でピンときた人もいると思いますが、答えは美容師です。

髪は切るけど、美容室には行きませんよね?

全員が全員というわけではないですし、絶対行かないと言い切れはしないのですが、高確率でスタッフにやってもらったり、自分でやったりしますよね。

もしくは友達に超安くやってもらったりとか。

もしその人たちが”お客さん”として美容室に行ったらどうなるか?

そんなお話です。



サロカリで実験してみた

美容師がサロンを貸し借りできるコミュニティサロカリにて実験してみました。

実験内容は【髪の切り合い】です。

サロカリではプレイヤーがハサミ一本持っていけばサロンでカットができるというシステムにしています。

プレイヤーがお客さんを施術しお金をもらう→サロンに借り賃として1500円払う

こんな感じです。

ふと「これメンバー同士でやったらいいんじゃね?」と思いつき、こんな投稿を。

1500円の借り賃がかかるので、メンバー同士で施術する場合に限りカット料金は5000円で統一してみました。(了承してくれる人のみ)

お客さん(美容師)が-5000円美容師が+3500円、サロンが+1500円

というような事になります。

するといろんなコメントが。

キャンベルも僕に「切って」とか言ってくるのですが、めんどくさいので「どっか行けば」と適当にあしらいます。

結果↓

ちなみに僕も基本的にはサロカリの人に切ってもらってます。

なんか美容師が美容師に切られるって斬新だけど、こういうことをする事により”使わなかったはずのお金を使う”ことになりますよね。

50万人(美容師人口)すべてがそうする事はありえませんが、一人でも多くの人が他店に行ってちゃんとお金を払って切ってもらったら業界が活性化してくるので、僕はすごくいいなって思います。

集客をしないという考え方

僕の理想は「集客をしない」です。

お金や時間がかかるし、めんどくさいし。

どうすれば集客せずに済むかな?と昔真面目に考えたことがあります。

その答えは「友達を死ぬほど作る」でした。

仮に100人友達と呼べる人がいてそのうち3人来てくるとしたら、200人いたら6人で、1000人いたら30人来てくれることになります。

繋がりさえあれば人は美容師として選んでくれたりします。

そうしたら友達だろうがなんだろうが、やっぱり美容師からしたらお客さんになりますし、売上という結果も+になります。

そんな事を考えてて思ったのが「別に来てくれるなら美容師仲間でもよくね?」ということでした。

サロカリを作った目的の1つに実はそんな事も含まれています。

メンバーが増えてみんな仲良くなったらどんどんそういうチャンス生まれるじゃん…みたいな。

実際に施術をしあうと金銭的なこと以外のメリットもたくさんあります。

「友達だから安くする」とかそういうことはせず、ちゃんと支払い、お客さんとして、また美容師としてお互いに接する。

そうすることによってお互い学べることがたくさんあります。

サロンでスタッフ同士やりあったりするのと決定的にちがうのが、みんながみんな『育った環境が違う』『働いている環境が違う』『技術と知識が違う』という点です。

サロカリには現在140名くらいいるので、いろんなタイプの美容師がいます。

選択肢が単純にそれだけあり、気になる人に切ってもらうという事もできるので、お客さんとして切られる人もそういう意味でのメリットがあります。

他にも美容師側からするとこんなメリットもあります。



時間とお金を他に使う

美容師だろうが友達だろうが1人くれば1人分の集客コストと時間を減らすことができます。

その時間とコストを使って何か他の事ができますよね。

僕はその「他」がすごくこれから大切になっていくと思っています。

例えばブログを書くでもいいし、本を読むでもいいです。

練習、副業、趣味、なんでもいいと思います。

他に何かやれる時間が生まれていけば、どんどん無形の資産がうまれます。

知識、技術だけでなく”人との出会い”もそうです。

ゼロ円で来店→コスト削減→時間できる→出かける→人と出会う→ゼロ円で来店

必死に働いたお金を広告にバンバン使うより、こういうループ作ったほうがいいですよね。

美容師という職業の現状を考えると完全に広告ゼロは不可能ですが、負担が減るのは確実です。

だから美容師が美容室行けばよくね?と思うのです。

サロカリに入ってくれた多くの人は「1人で店やってて美容師友達も元々いなかった」という風に言います。

僕も元々は美容師友達とかいませんでした。

でも今になって思うのが、仕事のことを話したり共有できる友達はいたほうが良いなということ。

だからこそ、こうしてカットし合うことができるし、それによりお互いが豊かになっていく事ができます。

美容師が美容室に行く…

この新感覚がサロカリからもっと世に出ていけばいいなと思ってます。

そうする事で業界が活性化し、みんなが豊かになっていくように思います。

50万人近くいる美容師がみんな仮に月一カットしだしたらもういろいろヤバイですね。

美容師も髪は伸びますからね。

確かに自分の店なら無料でできますが、わざわざ他店で使ったお金は巡り巡って結局自分に帰ってくると思います。

そのほうが絶対いい。

是非この記事を読んでくれたそこの美容師さん。

次回は誰かに切ってもらいに行ってみてください。

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