福祉美容師の可能性と働き方。高齢者向けの訪問美容の需要急増。

福祉美容とか訪問美容とかってご存知ですか?

僕が代表をつとめる美容師コミュニティサロカリには、福祉美容について学ぶ【介護・福祉美容オンラインサロン】があります。

他にも経営フリーランス、ネットブログ、英語海外美容師、理美容技術、マツエクのオンラインサロンがあり、コミュニティメンバーは無料で入っていただけます。

今日はいま注目されている福祉美容についてです。

福祉美容の勉強会

サロカリ福祉美容サロンでは僕にかわり2人の講師が様々や情報を投稿してくれています。

93名が所属していて、月間アクティブ数は87名。

福祉美容オンラインサロン

ピンとこないかもしれませんがオンラインサロンとかって20%くらいしかアクティブな人いなかったりするので、これだけ積極的な人が多いのはある意味驚愕だったりするんです。

現在僕と一緒に運営してくれてるのが1人は名古屋で訪問美容をされてるリンクハート代表平本さん、もう1人は25年以上病院で高齢者のカットを行っている調布ラリスの石井さんです。

投稿の他にもセミナーや勉強会を開いてくれています。

福祉美容セミナー

サロカリメンバーにセミナー

福祉美容歴25年以上、石井さん

実際に仕事としてやり続けてるからこそわかる福祉美容の良さや大変なところ、そしてこれからの可能性などについてお話ししてくれます。

僕も聞いたことがありますが、正直”美容師”
っぽいイメージとは全然違うかもしれません。

ですが美容師っぽくなくてもそこには必要としてくれる人が確かにいます。

日本では無視できなくなること

福祉美容、訪問美容はこの先非常に重要なキーワードになってきます。

なぜなら、圧倒的に高齢者の割合が多くなり、需要が増えることが確実だからです。

2045年ころには人口の約40%が高齢者になると言われています。

これはとんでもない数字です。

当然医療も発達し、人間の健康状態も今よりも良くなり、”年齢の割に元気”な人も増えてきます。

今までは80歳で寝たきりになる人が多かったけど、80歳でもピンピンしてる人がふえるということです。

とは言え、高齢者の割合が圧倒的に多くなるので、それでも寝たきりの方は増えてきます。

ここで美容師のみなさんが知らなきゃいけないのは「今まで来てた世代が来なくなる」ということ。

つまり「足を運んでくれるほど元気な人」は今よりも確実に減っていくことが予想されます。

別に30年後の話ではなく、今もう始まっている事です。

戦後の第一次ベビーブーム(1947〜1949)で生まれた800万人あまりの人は今もう70歳になっています。

来年、再来年…とだんだん来れなくなり、5年後、10年後には家から出れなくなったり寝たきりになっている方もいるかもしれせん。

美容室に頻繁に通い、支えてくれる世代がどんどん来れなくなってしまうという現実はもうすぐそこまで来ています。

実際に理容師さんからはそういった嘆きをよく聞きます。

なので世の中の変化に合わせて、サロンで待つスタイル→訪問するスタイルに変えていくのは良い選択ですし、これからそういう美容師はどんどん増えていくでしょう。

サロンワーク=美容師じゃない

サロカリを作った理由はいくつもあるのですが、そのうちの1つに【免許があるけどやめた人】が戻りやすいシステムを作りたいと思ったのもあります。

実際に現場を離れてる主婦、ママ美容師も多数参加してくれています。

従来の働き方だと【1日数時間だけ】【土日休み】とかって言う要望は通りにくいです。

ですが、フリーランスならその点自由にできますし、プライベートも大切にしながら働けるので僕はオススメしています。

訪問美容、福祉美容も同じです。

主婦やママさんは昼間の数時間だけでも訪問して施術を行うことが可能です。

また、その経験を活かして後に「教育」で携わることもできます。(石井さんのセミナーのように)

この様にどんどん多様化していく働き方をちゃんと知ることで”自分自身の未来をちゃんと選択できるようになる”と僕は思っています。

3年で80%が辞め、10年で90%が辞めると言われるこの世界です。

免許もってて働いてない美容師は75万人もいるそうです。

たとえスキルがなくとも免許さえあればいつでも再起ははかれるし、カットだけできれば福祉美容の道にも進めます。

僕の理想とする形はサロカリでカット技術と福祉のことを学び、若い世代やブランクがある人でもどんどん現場に出ることができる、というものです。

できる人が出来ることをすればよくて、ハサミを握って髪を切って喜んでもらえたら美容師という仕事は成立します。

学生さんだって“サロン美容師ではなく福祉美容師になりたい”というビジョンは立派ですし大切なことなのだと思います。

病院と提携、実習も

福祉美容オンラインサロンでは、代表石井さんが長年携わってきた病院で現在若手美容師向けに実習を行ってくれています。

福祉美容実習

多いときには1日40人依頼が来ることも

先日メンバーが実習を受けているところを見学しにいきましたが、本当に多くの方が髪を切りたいとおっしゃっていてビックリしました。

現在は他の病院とも提携の話が進んでいて

①セミナー受講②実習③福祉美容師として働く

という流れができています。

美容業界には今のところ福祉美容師についてオンラインサロンで学べたりするグループは未だないのですが、もしかしたらこれからそういうのも増えてくるのかもしれません。

ですが必ず今後知っといたほうがいい技術や知識がたくさんあります。

もし興味がある方は4月に大阪でセミナーも行いますので、ぜひ聞きに来てください。

セミナーに来れない方も福祉美容オンラインサロンで見ることもできますので是非ご参加ください。

見れない方はこちらより

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