ウチで働かせてやるのか、ウチで働いていただくのか。




最近マジマジと痛感してること。

人がいないと仕事が成り立たん。

マジ無理。

今正社員、バイト、フリーランスとの委託契約、会社との業務提携など10人〜15人くらいと常に動いてるけど、マジその人たちがいないと無理です。

感謝するとかそういう以前に、無理なのです。いないと。

働かせてやってるのか?

僕は学生の時からずっと「働かせてやってる」みたいなマインドを経営者は当たり前に持ってるもんだと思ってました。

働く側はお金をもらえるのだし、仕事を教えてもらえるのだからやはり「働かせて頂いてる」的な立場なのかなぁと思ってました。

親もそんなようなことを言ってたし。

「働かせてもらってありがたい」と。

実際に就職してからよく聞いた言葉は「お金もらって技術教えてもらってるんだから」「働かせてもらってるんだから」というものでした。

「だから…」というのは「だから時間が遅くても給料少なくても文句を言うな」「環境に文句言うな」的な意味も絶対にあったし、「そういうものなのだな」とも思っていました。

しかしなんかずっとモヤっとするものがありました。

「働いてやってるとまでは言わないが、経営者と従業員はせめて対等ではないのだろうか?」

そういう考えがアシスタントの頃からあって、確かに雇って頂いてお金ももらってるのだけど、こっちも時間を使って働いて会社の利益を生み出してるわけだから、どちらが上下なくね?って思っていました。

そんな事を言えば怒られるので言いませんでしたが。

あるきっかけがあって「ああ、俺は都合のいいコマでしかないのだな。」とか思うようになり、辞めることを決めたときに「こんないい会社やめてお前はうんたらかんたら」と社長に言われたものです。

いい会社ってなんだろうってその時からずっと疑問で、その後勤めた美容室もあったけど、結局よくわからなくなって一人で独立をしました。

独立はそれはそれは大変だったわけで、自由だ何だ言ってる人もいるけどそれは無いって事を知りました。

全部一人でやらなきゃいけないから、それこそ集客も事務も掃除も経理も予約管理もメール返信も発注もブログもSNSも振込も企画もアレもコレも。

髪切ってりゃいいってわけじゃないって事を知りました。

それでも自由はほしいのて、売上をあげていかないといけません。

なので、「あの仕事もしてみよう」「あのメニューも取り入れてみよう」なんて事になり、また仕事がどんどん増えていきました。

独立して1年か1年半くらい休みが一時もなく、ついに音を上げた僕は嫁に「メールの返信と事務と経理を全部やってくれ」と頼みました。

やってもらわないと、脳みそが爆発して死んでしまいそうで。

そういう感じでいっぱいになれば人に頼み、また手があくから生産し、またいっぱいになれば人に頼み…

2年くらいそんな事をやっていたら、立場的に会社の代表みたいなことになっていました。

いい会社って何だろう

今でも正直わからなくて、悩むことはあります。

ただこの立場になってわかった事が2つあります。

1つは社長=イスでふんぞり返っててお金持ちな人ではないということ。

そういう人もいるのかもしれないけど、たぶんあんまいないと思います。

お金もちはいると思います。

2つ目は社員に対してですが「働かせてやってる」は有り得ないなという感覚。

これは人によるのかなんなのかわかりませんが、少なくとも僕の中では有り得ないなと思ってます。

働いてもらってるから、会社(というか自分の生活)が成り立つわけで、もしみんなに辞められたらダメージがでかすぎてどうなるか想像もつきません。

死にはしないかもだけど、間違いなくウンコは漏らすのではないかと思います。

【教えてやってる】

【お金を払ってやってる】

この辺も似てて、全く逆の感覚です。

教えてやってるではなくて学んでもらってる。

お金を払ってやってるではなくて時間をもらってる。

という感覚です。

確かに僕も人間なんで「もっとテキパキやれや!」とか心の中で思うこともあります。

でも言いません。

テキパキやれない→慣れてないorやり方がわかってない

ってことは練習時間を作ってないor教えてないこっちが悪いということであり、責任はこっちだと思ってます。

教育って学校とかだと【生徒が自らの意志で学びに行ってる】のに対して職場での教育は【意思に関係なく業務で必要だから学ぶ】のだと思うのです。

それは美容師という職業だけが特別というわけではないと思うのです。

美容師=技術必要

これは確かにそうなのですが、その人の為の技術なのか?会社や職場の為の技術なのか?

これを突き詰めて考えてくと、それで仕事をしてもらうのだから僕は職場においての教育は後者だと思うわけです。

学校教育なら前者。

だから「教えてやってる」ではなくて「学んでもらってその技術で仕事の成果を上げて会社に貢献してください」なのかなと。

つまり社員は副産物的に技術が身につくわけで、その方が自然な気がします。

技術を学びたいからこの職場にする…ってパターンなら【教えてやってる】が成り立つかもしれませんが、それは意外と少ないのかもしれません。

ハイブランドなサロンや、特価メニューがあるサロンはそもそも数が少ないから。

【労働として】美容師を選択する人たちが結構たくさんいるはずで、雇い主はそれを無視できないところに今来てるんだと思います。

雇われる人の感覚も昔とはもう全然違います。

僕自身は普通に夜中練習とかしてたけど、そういう部分に疑問は持ってたから、今はスタッフには勤務時間内に技術を教えるようにしていいます。

今までの常識と真逆で、意味わからんみたいに思われるのはわかってるんですけど、間違ってるとも思ってません。

むしろやってみたらスタッフの練習にお金を払うのって意外となんとかなるもんです。

お互い夜遅くまでやらなくていいし、そういう意味でのモチベーションも維持できるし。

おすすめです。

いつかその勤務時間教育の方法とカリキュラムも公開しようかなーと思います。たぶん。

たぶん。

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