昨日はなんか色々と感じたことがあったので、書き記しておこうと思います。
セミナーを受けに行ってみた
昨日の夕方、【高校生セミナー師】たかふみくんと新卒1年目で独立した鈴木 毅樹くんのセミナーを受けに行ってきました。
僕は人からしたら有り得んと思われるかもですが結構日曜日は美容師お休みなことが多いんです。
昨日の場合はちょっと予約もあったのでお店に出て、そこから神保町へ。
雨の中ガチ迷いして心が折れかけましたが、何とか会場へ辿り着きました。
セミナー主催の2人が若いのでなんとなく想像はついてたけど、なんていうかティーンエイジャーばかりでした。
いざその場にいてみると場違い感が半端なくて焦りましたがシレッと後ろの席についたところすぐセミナーが始まりました。
目の前の人とペアになり、ハイタッチをかましながら「よろしくお願いしま〜す!」と言い自己紹介をしてくださいとのことで、山野美容専門学校1年目の男の子とやりました。
僕も実はセミナー講師をする時、毎回隣の人と自己紹介してもらうんですが、それを言われる側の気持ちが初めてわかりました(笑)
結構緊張する。
その後もう一人繰り返してその人も山野美容専門学校の生徒さん。
ちょっと驚いたのが、自己紹介レベルでインスタの話をするんだと言うことと、名刺をもってるということでした。
早速2人とインスタ交換させてもらい、見てみるとまあまあすごい。
現役美容師さんも是非見てみてください。(よかったらフォローも)
→タバタ君
1年生ですよ、1年生。
19歳。
自分が1年生の頃なんてタダの田舎っぺだったから、そもそも東京に慣れるのに必死だった記憶が…。
将来のことも考えてインスタを今のうちからやってスタイルとか載せてるとか…普通に尊敬します。
そして自己紹介が終わり本題に。
骨格矯正のサロンをやってるという方が特別ゲストで最初話して、その後は質疑応答ベースで高校生セミナー師たかふみくんと鈴木たけきくんがいろんな話をしていました。
詳しくは秘密にしておきますが、10代の学生の目線で美容業界がどう見えているのか、何となくかもしれないけど知れました。
僕の頭の中で考えてることとなんか似てると感じたこともあり、それがちょっと嬉しかったり。
こーゆー人たちが仲間を集めてこれからの時代を作ってくんだろうなと感じたセミナーでした。
なぜ学生のセミナーに行ったのか
そう思う人もいるかもしれないんですけど、きっかけは何かのSNSでどこかの業界紙にたかふみくんが取材されたという記事を見かけたからでした。
これは彼等にも言ってあるから書くんですけど「若いのにこんな事やってどーのこーの」と美容師(僕は知らん人)が否定的なコメントを添えてシェアしてたんですよね。
まあ僕はどちらかと言うと会ったこともないのに「若いのにアイツはどーのこーの」言われてここまで来たタイプなので、そういう人はいくらでもいることを知ってます。
何かわかんないけどそのオッサン美容師のコメントをみて逆に行きたいと思いました。
とりあえずこの目で見て話を聞いてみないことには「すごい」のか「若くてあーだこーだ」なのかはわからないわけで、ソッコー参加した…という流れです。
僕自身も月間2回とかセミナーやってて、普段は話す側の立場なので、そういう目線でもなんか学べるだろうと思ったわけです。
それに実は11月に名古屋の中日美容専門学校で特別講師として「これからの美容師」みたいな授業させてもらうんですけど、その時も生徒さんといろいろ話すと思うので、事前にどんな感じか知っときたかったというのもありました。
シレッと…。
若者を否定する事に意味はない
クレオパトラの時代や平安時代でも「今時の若いもんはうんたらかんたら」というセリフが言われてたそうです。
2000年とかたってるのに笑っちゃうくらい人間は変わらないですね。
世代間のギャップというものは絶対的に生まれてしまうという事の証拠です。
時代背景が当然違うので、たとえ同じものを見ても歳が離れてしまえば感想は違ってきます。
さらに、なんでもスピードが早い今の時代は、たった数年生まれた年が違うだけで感覚が大きく変わってしまう可能性があります。
そのスピード感を早めてるものは紛れもなくインターネットやSNSです。
今10代の学生は、デジタルネイティブ世代と呼ばれ、生まれたときからインターネットがある環境で育ちました。
当然それらを使いこなす若者の成長というか進化スピードは、僕ら20代後半、30代が10代をやってたときとは比べ物にならないくらい早いわけです。
だから21歳で独立しよう!という思考の人が出てきたり、18歳でセミナーして人にいろいろ伝えよう!という思考の人が出てくることは自然なことです。
それを頭ごなしに「まだ早い」「若い」「クオリティがうんたらかんたら」「ナマイキ」「世の中を知らない」などなど感情的に否定する事は実は検討違いも甚だしいと僕は思います。
「あなたができないだけでしょ?」
これです。これだと思います。
イマドキの若者の皆さんはオジサンオバサン達になんか言われたらこのセリフをぶつければKOできます。
逆にぶっ飛ばされても僕は責任を取りません。
世代間のギャップを埋めるのではなく、共存の道を進む
世代間のギャップを埋めようとするからお互いにイライラするのだと思います。
だけど、経験の差は簡単には埋まりません。
だからお手上げ状態になってしまうのかもしれません。
多くの可能性がある10代の若者に僕らができることって否定することじゃなくて、技術や知識の教育をサポートしたり、活躍できるフィールドを提供することだと思う。学生は社会を知らないからあーだこーだ言うのは簡単だけど、同じ目線で教えるくらいの器って今の時代だからこそ必要だと思った。今日。
— 旅人美容師JUN@サロカリ代表 (@Junkuwabara) October 29, 2017
ツイッターでも書いたけど、僕が昨日セミナーを受けて感じたことは、共存の必要性でした。
正直SNSやネットの使い方、活用方法、またブランディングのうまさなどは10代の人のほうが圧倒的に上手だと思います。
ネイティブスピーカーに英語教えてもらうのと同じで、デジタルネイティブに教えてもらったほうがいいやん…と素直に思いました。
逆に大人が教えられるものといえば経験、知識、技術です。
それは10代にはまだないものだし、美容師やるなら当然必要になってくるものです。
それから若者が活躍できる場を提供することも大人ができることです。
ギャップはあれど、お互い必要としてるものが明確なのだから共存は可能だし、逆に大人は若者を理解しようと歩み寄らないと、次の時代で一気にブチ抜かれて置いてきぼりにされるような気がします。
タイトルにもあった「僕が歳下に敬語を使う理由」はそれです。
“歳下に学ぶ”という事をしていかないと生きていけないと思うし、学ぶのであれば礼儀は必要だと思うからです。
まあ慣れてきたらタメ口になったりはするけど、初対面の時は年齢どちらが上とか関係ないですからね。
僕もいきなりタメ口で来られたら嫌ですし。
プライドなんて本当邪魔なだけだなと最近つくづく思います。
そんな感じでいろいろと気付きがあった1日でした。
感謝。