消えない傷で鬱になる。ネットやSNSに投稿するのはタトゥーと同じ。

ここ3日ほどいろいろな事があってちょっと思うことがあるので書き記そう…。

先日ブログを運営してるサーバーから連絡が来た。

わからない人もいるかもしれないので書いておくと、ブログを自身で運営するためにはサーバーと契約する必要がある。

例えるとサーバーは土地で、ブログは家みたいなもの。

だからサーバーが無いとブログは書けない。

そのサーバーから連絡が来たので何事かと思ったら、ある記事の削除依頼だった。

引用した文章が問題になった

結構前に書いた記事の中で「こんな事件がありました」と、ある事件のことを紹介した。

他のWEBサイトに書いてあった事件の一部の内容を引用して紹介したもので、僕が書いたものではない。

今回、その事件の加害者の弁護士(わからないけどたぶん弁護士)からサーバーに連絡がいったらしい。

事件はもう過ぎたことで、罰金も支払い、社会的な制裁も受けているから更生の妨げになる…と。

サーバー側からはその削除依頼に応じるか、応じない場合はアカウント凍結という勧告をされた。

もちろんすぐに消して、サーバー側には謝罪文と一緒に削除したことを返信しておいた。

確かに事件の当事者からしたら事件の事がずっと晒されてるのは困るだろうし、そこは申し訳ない事をしたと思ったけど、転載したことでこんな事になるのかと正直驚いた。

一度発信してしまうと簡単には消せない

その事件のことを調べてみると、未だに3つほどのWEBサイトに事件の詳細が載っていた。

でもYahooニュースからは消されていたので、そちらにも削除依頼がいったのだと思う。

最近起こった大宮の火災で実名報道されたりとか、SNSでも公開されていないプライベートなやり取りを告発するという事がよくあるけど、一旦発信してしまう(されてしまう)と消すことは本当に大変。

2日ほど前の夜にたまたま会うことになっていた方が、その日の昼間に美容室の予約をバックレてついでにいろいろと失礼なことも言ってしまったようで、それに怒った担当美容師の方に「コイツないわー」とSNS上で晒されて炎上しかけていた。

それを見てやっぱり怖いなと思った。

どちらが間違っているかというと、100%その失礼ぶっこいた人なのだろうけど、プライベートなやり取りを晒されることで被害者にもなりえる。

晒した人はそこに正義があろうとも、晒すことで周りも含めて集団で暴走してしまったら個人を追い込んでしまうことになる。

最終的にはバックレた人が直接謝罪しに行って、該当の投稿は削除して済んだようだけど、ネットの世界ではキャッシュやログというものがあり、完全には消えない可能性が高い。

タトゥーのようなものだと思う。

SNSと鬱病

「晒す」という行為は、そこに正義を見出していたとしても何処かで苦しむ人がいることがある。

公開されている情報(例えばHPやブログなどで自ら公開してる情報)ならいいんだけど、非公開かつプライベートでやり取りした写真、メッセージ、個人名などはやっぱりアウトだなと思う。

とはいえ、今回僕のところに来た削除依頼も”ニュース記事だからいい”という判断で引用したものについて言われてしまったので、公開してる情報だからといって何でもかんでもいい訳ではないということも新たに学んだ。

パンデミックのように瞬時に拡散していくSNS。

タトゥーのようにずっと残ってしまう情報。

ネットにはいい面がたくさんあり、発信することでいろいろなプラスな事が起こるけど、そういう反面もあるという事は常に頭に入れておく必要がある。

特に今、10代の鬱病が多いらしい。

ネットで槍玉にあげられ、病んでしまうと。

最近話題のセクハラ・パワハラ・童貞発言なども見ているとやっぱいろいろと思うことがある。

槍玉にあげられてる人は顔も名前もわからない誰かからたくさん批判されているわけで、精神的にも辛いところだと思う。

悪いことをした、失言をした。

確かにそうなのだろうけど、謝ってすむことではないのかもしれないけど、逆に集団で暴走してしまうともうどちらが良い悪いではなくなってしまう。

僕はネットで仕事もしてたり、こうしてブログもいろいろ書いているので恩恵もたくさん受けたし、槍玉に上げられたこともある。

やっぱ使い方は大切だな…と。

ネットが良い悪いというより、もう必須のものであり社会ができてるからこそ、気を使うべきだと思った。

ほんと気をつけよう…。

なんかよくわからない記事になってしまったけど、大切なことだと思ったので書いておきました。

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