今日から3月ですね。
そう、残り2週間となりました…確定申告の締切まで。
フリーランスや副業をやってる皆さんはもう済ませましたか?
今日は確定申告の怖い話をしてみようと思います…。
確定申告をしないという選択
先日「今年は確定申告しない」と言っている人に会いました。
「えww」と思ったんですけど、特に何も言えず「そ、そうなんですか」と流しておきました。
それでふと気になったんですけど“確定申告しない”っていう人って実は結構いるのでしょうか。
こんな時はツイッターで聞いてみよう!とおもむろにつぶやいてみると…
【ぶっちゃけアンケート】
フリーランス美容師さん教えてくださいm(_ _)m
確定申告の時期ですが今回ちゃんと申告しますか?それともぶっちゃけしない予定ですか?
「しない」という人の話を聞いたので参考までに教えてください!!
いろんな本音を知りたいのでよかったらRTしてくれたら嬉しいです。— 旅人美容師JUN@ギャル男風ブロガー兼社長 (@Junkuwabara) February 22, 2018
めっちゃおるやんwwww
いや、笑い事じゃないんですけどね、全然。
【迷ってる】という選択肢はオマケくらいなつもりで入れたんですが、20%もいるのには驚きでした。
それよりも”26%がしない“っていうのにおしっこ漏らしました。
え、それ大丈夫?みたいな。
現在美容師のフリーランス人口が8万人を超えたと言われてるので、単純にこの結果を真に受けて計算するとなんと20800人が確定申告をしないということになるのです。
仮にですよ、仮に。
迷ってる人たちが全員しなかったら約半分の人達がしないって事になるわけですよね。
さすがにやばくないですかwww
いや、全然笑い事じゃないんですけどね。
予想なんですけど、フリーランス人口8万人には法人化してない個人事業主の美容室オーナーも含まれてると思うんですよ。
さすがに店舗まで構えといて確定申告しないって選択はないような気がするのですがどうなのでしょう。
となると業務委託契約で働くフリーランス、サロンと席を契約して働くフリーランスなどがもしかしたらやらないってパターンが多いのかもしれないですね。
確定申告しないといけない人
そもそも確定申告って何って人もいるかもしれないんですけど、詳しくはググると山のように出てきます。
が、死ぬほど簡単に説明すると、毎年1月1日から12月31日までに得たすべての所得を申告することです。
確定申告をしなければならない人は、個人事業主(フリーランス)です。
通常会社に勤めていると年末調整ってのがあって確定申告はする必要がないんですが、給料をもらいつつも副業での所得が年間20万円を超えた人も対象になります。
副業とはアフィリエイト、メルカリ、フリマなんかもですが、去年話題になった仮想通貨も該当します。
つまり、業務委託だとか面貸しだとか雇用だとか働き方がどうとかは一切関係なく、該当するなら申告しないといけないわけです。
しかも自力で。
これをやらない=脱税ということになるので、マジやったほうがいいです。
確定申告しないとどうなるか?
具体的にはバレるとペナルティを受けます。
- 無申告加算税
- 延滞税
- 重加算税
などといった税金をプラスされるペナルティだけでなく、最悪捕まることもあるようです。
そうすると1年以下の懲役か50万以下の罰金だとか…
恐ろしいですね。
そういうことを考えると、個人的には確定申告をしないメリットってあまり無いように思います。
しなかったら申告時のめんどくさい作業などはしなくていいですが、バレた時のリスクなど総合的に考えたらデメリットの方が多いと思います。
税務署が全ての個人事業主を細かくチェックしてるとは思えないのでしなくても本当にバレないかもしれませんが、なんかの仕事の報酬を企業から受け取ったことがあったりするとその企業経由で調査が入ることもあるようです。
企業からの報酬ってまさに業務委託じゃん…。
つまり業務委託サロンを運営してる企業がなんかで怪しまれて税務調査か入ることがあれば、個人も調べられる可能性があると。
そうなると終わりです。
あと気をつけたほうが良いというか、可能性としてありえるのは”チクリ”です。
同じサロンの人だったり、SNSのフォロワーだったり、なんか理由があって潰そうとしてくる人だったり。
ブログやフェイスブックやツイッターなどを見てる人がわざわざ通報してくれる事もあるようです。
僕も税務署ではないけど保健所に通報されたことがあるので、ありえるんだと思います。
※最後にその時の記事のリンク貼っときます。
今すぐにバレなくても、何らかの形でいつかバレたときに大変な事にならないようちゃんと申告はすべきですね。
無理なら会社に入るしかない
フリーランスって聞こえはいいですけどやっぱシビアな世界だと思います。
自分で仕事を作ったり、管理したりもそうですが、税金もかなり大きいところです。
自由な働き方が手に入るかどうかは税金なども含めて全てうまくやった上でのことだと思うので、それなくして自由も何もないように思います。
会社であれば拘束はされるけど税金の申告などはしなくて済むので、結局そういうところも踏まえて「どちらがいいか」なんでしょうね。
事業者って大変ですが、自分で舵取りができる楽しみもあります。
苦労して築き上げてきたものがぶっ壊れないようにすることもまた大事なことだと思ったので書いてみました。
あと2週間あるのでまだ間に合うはず…。
こちらもどうぞ。
・ビールが飲める美容室に保健所の職員が来たお。「おたく、ビールだしてるんですって?」