昨夜寝れなくて、なんの気なしに古墳時代について調べていました。
寝れないときに歴史調べるのかよwwとか思われるかもしれないんですが、実は私歴史オタクでして…。
夜な夜なそういうの見るのが好きなんですw
古墳時代ってあまり注目されることってないので何があったか知らない人も多いと思います。
ですが、知らなくて当然。
実は日本には”空白の4世紀”というのがあり、記録に残っていない時代なのです。
その頃は日本には文字というものがなく、西暦266年〜413年頃は文献などがないそうです。
中国の文献にもその頃の日本に関する記述がないので”空白の4世紀”と呼ばれていて、その頃に邪馬台国が消滅して倭国がどうにかして成り立ったようですがそこら辺が不明なようです。
古墳を調査するといろいろ出てくるかもらしいですが、宮内庁がそれを禁止しているので謎は謎のまま…。
なんかロマンがありますよね。
その謎の時代の前、中国の文献に残ってるのが弥生時代の頃の日本様子と、かの有名な卑弥呼のこと。
三国志の時代の魏志倭人伝というやつですね。
卑弥呼プロフィール
名前:卑弥呼(ひみこ)
出生地:不明(近畿か北九州あたりなどの説あり)
生年:不明
没年:不明(少なくとも247年までは生存の記録あり)
享年:不明
職業:女王
時代:弥生時代
こんな感じです。
ほぼ不明ww
謎多き女ということでしょう。
更に詳しく見てみると…
「魏志倭人伝」によると卑弥呼は邪馬台国に居住し(女王之所都)、鬼道で衆を惑わしていたという(事鬼道、能惑衆)。この鬼道や惑の意味には諸説あり正確な内容は不明。ただし中国の史書には、黎明期の中国道教のことを鬼道と記している例もある。既に年長大であり、夫はいない(年已長大、無夫壻)、弟がいて彼女を助けていたとの伝承がある(有男弟佐治國)。王となってから後は、彼女を見た者は少なく(自爲王以來、少有見者)、ただ一人の男子だけが飲食を給仕するとともに、彼女のもとに出入りをしていた(唯有男子一人、給飲食、傳辭出入)。宮室は楼観や城柵を厳しく設けていた(居處宮室・樓觀、城柵嚴設)。
卑弥呼が死亡したときには、倭人は直径百余歩(この時代の中国の百歩は日本の二百歩に相当する)もある大きな塚を作り、奴婢百余人を殉葬したとされている(卑彌呼以死、大作冢、徑百餘歩、殉葬者奴婢百餘人)。塚の大きさが直径で記されているところから、円墳であったと考えられる。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/卑弥呼より
とのことです。
まあつまりよくわかっていないようですね。
弥生時代の男女の髪型はどうなっていたのか
その頃の人々の髪型はこんな感じになっていたようです。
【女性】
http://depth333trench.blog.shinobi.jp/より
女性の髪型は古墳島田とよばれ、江戸時代に登場する島田髷ににてるからそう呼ばれているそうです。
古墳時代の女性の埴輪がこの髪形になっていて、日本の結髪の元祖がこの古墳島田だそうです。
作り方はシンプル。
髪を後頭部でひとつに結んで、毛先を内側に折り返して髷の中ほどを紐で縛って固定するというもの。
10秒でできます。
【男性】
https://dictionary.goo.ne.jp/より
男性の髪型はみずらとよばれます。
「みずら」という言葉は、「耳に連なる」の意味だとか、「いい面(つら)」の意味だとかいろいろと言われているようで、角髪、美豆良、総角など漢字もいろいろとあるそうです。
みずらは貴族の髪型で、古墳時代の男性埴輪などに見られるものです。
分類としては「上げみずら」と「下げみずら」があって一般人にイメージしやすいのが上げみずらだそうです。
作り方は髪全体を真ん中で分けて、耳の横でそれぞれ縛る。
そのまま輪にするか、8の字型に作るかのどちらか。
15秒でできます。
ちなみに弥生時代は髪の輪が二つの形のもののほうが多かったようです。
ところで卑弥呼の髪型はどうだったのか
さてそれでは卑弥呼の髪型を見てみましょう。
女王だったことを考えるとやっぱり特別だったのではないでしょうか。
写真などあるわけもないのですが、卑弥呼といえばコレ!みたいな有名な絵があります。
それを元に真面目に考察してみると…
まず1ミリも古墳島田感がありません。
かと言ってみずら感も全くありません。
この赤い布の上に盛ってあるのがおそらく髪だと思われます。
わかりやすく緑の線をひいてみました。
質感的にこれはモフモフしていそうなので、アフロに近いもの、またはサザエさんのようにカーラーで巻いているものと思われます。
そこにさらに鳳凰のようなヘアアクセやきらびやかなクシなどもさしまくっていることを考えると髪のボリュームは相当あったようです。
作り方は女王様というだけあって10秒では不可能です。
アフロだと仮定すると手順はおそらくこんな感じ。
- 極細の枝を全体に巻きつける
- 自然乾燥
- 枝を外す
- 油のようなものをつけ形を整えてかためる
- 鳳凰やクシをぶっさす
- 布を巻く
これで弥生時代の女王卑弥呼ヘアが完成するはずです。
現代のパーマの薬などは当然ないと思われるので、一度濡らすと元通りになってしまいます。
平安時代の貴族でさえ年1回頭洗うかどうかだったそうなので、おそらくそのままだったのではないかと思います。
では今度はまた別の視点で。
プレイステーションの戦国無双に登場する卑弥呼で考えてみます。
http://blog.livedoor.jp/nagoyagrampus/より
なんというか、まず可愛いですね。
しかしお気づきの方も多いと思いますが、どう見ても古墳島田感もみずら感もアフロ感もありません。
なんかバスケ部の女子っぽい髪型をしています。
ここから読み取れるのが、髪が硬そう、直毛、ボリューム多そう、ということ。
この髪型は先程に比べて簡単に作れそうかと思いきや難易度最上級です。
- トップを結ぶ
- 土偶をもしたヘアアクセで結び目を隠す
- 赤い布をみずら風に巻く
- 土偶を飛ばす
この髪型のポイントは、両サイドの土偶と言えます。
結んだだけだとただのバスケ部女子っぽくなってしまうので、卑弥呼ぽさを出すためには土偶を飛ばす必要があります。
これがベテラン美容師でもなかなか難しいのではないでしょうか。
ゲームを実際にプレイしてみると土偶がちゃんと飛んでいて、たまに光ったり、敵を攻撃したりもしますので、かなり高度なテクニックが要求されます。
まとめ
さすが女王というだけあって髪型にもかなりのこだわりがありそうです。
弥生時代のファッションリーダーだった可能性もあり、西暦240年頃は卑弥呼のファッションを真似するヒミラーが村で大量発生してたかもしれません。
知らんけど。
また歴史上のカリスマの髪型について考察してみます。
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