めっちゃ暇だなーと思ってバイクで湖まで。
河口湖の大石公園というところはラベンダーの季節で今はとてもキレイ。
富士山周辺ってやはりツーリングで来ている人が多くて、バイクの集団と何度かすれ違った。
バイクに乗り始めてみて明確に思ったのが「ツーリングは絶対に無理だ…」ということ。
スピードの感じとか、喉乾いたとか、疲れたとか、そういう事を気にしながら走っていたらたぶん疲労がハンパなくて楽しむ前にツラくなるなと思ってしまい。
一人旅のそれと全く同じで、バイクも一人じゃなきゃ無理そうだった。
旅も誰かがいるとすべてのタイミングを合わせてしまうタイプで、意外と自分のワガママも突き通せず、なんというか”旅に付き合っている”みたいな感覚になり業務的になってしまうというかそんなような所がある。
一緒に来てる人からするとそんな事は思わないだろうし、一般的にも思わないだろうから僕がズレてるのはわかっているんだけど、やっぱ無理なものは無理だなと改めて感じた。
一人旅とかしてると「寂しくないの?」ってめっちゃ言われるけど、寂しい。
さみしいです。
でも一人ではない。
道中出会う様々な人との時間というものが必ずあって、一人旅なのに結局毎日誰かと喋って飲んだりして。
逆に2人以上で旅してたら知らん人に話しかけたり話しかけられたりする事もあまりないと思うし、一人旅だからこそそういう風になってしまうような気がする。
だから寂しいけど、寂しくない。
孤独なのかもしれないけど、その孤独を愛している。
旅だけ特別だと思ってた。今までは。
でも私生活でも仕事でもそうなんだろうなって最近確信のようなものが生まれて、いかなる時も孤独でいいやと最近は思うようになった。
家族とか結婚とか恋愛とかそういうのもそうだし。
友達とか付き合いとかそういうのもそうだし。
仕事も。
“大事な仲間”みたいになっていくと、気を使ってしまって楽しいより辛くなる自分がいて、仕事も恋愛もそういう事で失敗してきたこともたくさんあった。
団体行動が苦手。
それでも仕事ならやらなければならないと思っていた。
でもやっぱ無理なものは無理だった。
人との関わりをなくしたいのではなく、もちろん仕事関係も友達も必要だし、嫌いとかそんなのじゃない。
けど一匹狼は一匹狼として、自分の立場をわきまえて生きていくということが大切だと思うし、それが自分のためでもあり相手のためでもあるのだと思う。
本当の友達は何年会わなくても友達だし、仕事を一緒に成功させる人は仲間である必要はない。
関係性に正解はきっとなく、距離感が近かったり大勢だったりそれが良いとか悪いとかそんなことではなく、どういうものが合っているかだけなのだと思う。
それでも僕を理解してくれているような人たちはみんな世界中日本中にいるし、そういう人は何年ぶりでも会うし、互いの社会的立場が変わっても対応は変えてこないし、そういう人とビールを飲んでいる瞬間というのがとても心地よい。
旅先で出会った人は、なぜかそんな人が多い。
旅人はみんなそうなのだろうか。