大袈裟ではなくマジで死ぬかと思った話。
ちょいちょいたかにゃんの写真が送られてきたりするのだけど、それが地味に嬉しい。
最近焼きそば塩にハマってるらしい。なんで。
めちゃくちゃ可愛くない?何この顔。
インスタにも。
たかにゃんに会いたいなー。
たかにゃーん。
かわいいー。
恐怖のカナブンアタック
朝9時半、富良野を出発して帯広へ向かった。
約120キロの道のり。
旅に出て10日近く経つからさすがにバイクの運転もなれてきた。
120キロくらいちょろいぜなどと思いながら走っていた。
帯広には世界一周していたときにメキシコ・カンクンで出会ったファミリーが住んでいるので、会いにいこうと思って。
当時6歳と3歳の子供を連れて1年近く世界を周っていた人たちで、いろんな旅人に海外で合ったけどかなりインパクトがあったことを覚えている。
このブログにはまだ書いていない2015.7月以降の旅の出来事で、いつか書きたいなとは思っているが、いつになることやら…
毎日酔っ払って子どもたちと卓球して容赦なくボコボコにしていたのがいい思い出である。
ところで、北海道はなんか虫がめちゃ多くてバイクで走っていると顔にたまにビシッ!と当たったりする。
フルフェイスなら問題ないのだろうけど今つけているヘルメットはこんな感じのものをつけている。
顔面がオープンになっているタイプ。
こんな感じのシールドがもとももついていたのだけど、街乗りしてるといらないから外して使っていて、今回もそのまま来てしまったのでつけていなかった。
札幌あたりで一度サングラスを買おうと思ったのだけど良いやつがなかったので後回しにしていた。
これが不幸の始まりであった。
カナブンアタックで事故りかける
新得町というちょうど富良野と帯広の中間あたりを走っていたときのこと…。
突如顔面に言葉に出来ないほどの激痛が走り、目の前が急に真っ暗になった。
一瞬のことだったので何が起きたかわからなかったが、頭がクラクラして意識がぶっ飛びかけた。
フラフラになりながらもなんとかブレーキをかけて路肩にバイクを停めた。
そしてうずくまる。
まず目が開かない。
何か硬いものが眼球に直撃したのだとわかった。
撃たれたかと思ったけどたぶんカナブンだ。
カナブンアタック…。
10分ほど目を閉じて悶絶していたがとにかくどこかに座りたかったので片目で近くを見渡すとコテージみたいな喫茶店がポツンとあった。
とりあえずそこへ入ってみることに。
写真とったけどこれみるとよくわからない。
目がめちゃくちゃ真っ赤だった。
とりあえず目が全く開かないのでコーヒーを頼みつつ「なんか冷やすものありますか?」と聞いてみたところ保冷剤をくれた。
コーヒーを飲みながらオーナーさんがいろいろと話かけてくれて、病院なんかも教えてくれたんだけどしばらくしたら目は少し開くようになったのでお店を出ることにした。
とりあえず失明とかしてないっぽかったのはよかった…。
しかしまだめちゃくちゃ痛い。
もはやどこかで寝たい。
横になりたい。
公園にでも行こう。
帰り際にオーナーさんが「これ使ってないからあげる」と眼鏡っぽいのをくれた。
ありがてぇ…。
マジで虫アタックはヤバすぎるのでメガネを装着して公園を探して走り始めた。
結局目が痛いので片目を閉じて運転していたけど結構怖かった。
しばらく行くと24時間オープンの休憩所みたいなところがあって、人もいなかったのでそこで横になった。
寝不足だったこともありなんだかんだ一時間くらい寝たところそこそこ復活できたので良かった。
しかしカナブンアタックでおよそ2時間くたばっていたことを考えるとカナブンマジでヤバい。
フェイスシールドをつけてなかった僕のほうがやべーけど。
もし意識がぶっ飛んでそのままコケてたら死んでたかもしれない。
そう思うとめっちゃ恐ろしいけど不幸中の幸いだった。
カナブンマジで最強すぎる。
喫茶店のオーナーさんが言ってたけど、狐とか鹿が飛び出してきて、それを避けようとして事故って死んだりすることが北海道ではよくあるらしい。
危ないからとにかく気をつけてねと送り出してくれたが、このカナブンアタックは気を引き締めるいい機会になったと思う。
マジで死ななくてよかった…。
死因カナブンとかヤバすぎるだろ…。
帯広に到着
なんとかかんとか帯広に到着したときにはもう夕方になろうとしていた。
カナブンのせいで謎に疲労困憊。
友達の家には18時頃向かうことになっていたので、駅前のイトーヨーカドーらしきところで時間を潰して向かった。
友達は珍しい仕事をしていて、制服のレンタルやスケート靴のレンタルなどを行っている会社を運営している。
一応ぼくも経営者の端くれなので見学してみたいと思って㈱ぎゃくしへアポ無し突撃してみた。
最近ではキャンプ用品のレンタルなども行っているらしいが、テレビCMの撮影などで学生役の人が使う衣装としてレンタルもしていたりするらしい。
オロナミンC。
すごい。
店内には所狭しとスポーツ用品や制服が並んでいた。
面白いことに十勝エリア、帯広の学生さんは制服をめったに着ないらしい。
入学式とか年に数回着るのみで、あとはみんなジャージなのだそう。
だから制服を購入するよりレンタルしたほうが安いということもあり、地元民向けにも制服レンタルを行っているのだそう。
僕の地元では制服は普通に毎日着ていたので不思議なのだけど、そういう地域って結構あるのだろうか?
それとも帯広だけ?
うーん不思議だが、地域ならではのサービスなのは面白いこと。
夜はそのまま家にお邪魔し、手巻き寿司パーチー。
旅をしていたときに出会った子たちが当時は6歳3歳だったが、今は小学校6年生と4年生である。
デカくなっているわけだ。
「しばらく見ないうちに大きくなったね」的なことを言ってくる親戚のオッサンの心境というものがわかった。
子供の成長は本当に早いなぁ…。
刺し身も美味しかったが、出してくれたとかちマッシュがまた美味しかった。
将棋をして勝ったり負けたりしつつ。
積もる話もいろいろとしつつ、結局深夜まで飲み散らかして撃沈。
楽しい夜だった。
お友達には「俺はバイクには乗らないけど北海道走るならフェイスシールドが必須ということはわかる!笑」と笑われた。
ですよね。
しかしバイクは本当に怖いなと思った出来事だった。
カナブンじゃなくてクワガタだったら終わってた。
たかにゃんに会うためにも運転とカナブンには気をつけねば。
制服レンタルやキャンプ用品レンタルなど行っている㈱ぎゃくしホームページはこちらです。↓↓↓↓
覗いてみてください。