小さくても勝てます。理容室ザンギリに学ぶ結果が出ないフリーランスに必要な考え方。

むか〜し、僕は本というものが大嫌いでした。

文字もチマチマしててなんだか小難しいし、読むなら漫画の方がいいと思ってました。

夏休みの宿題の読書感想文だって目次を読んで妄想でテキトーなことを書く始末。

そんな僕がある時から本を読むようになりました。

昔は1年に1冊も読めば奇跡だったんですが、今では結構な頻度で読んでいます。

流石に毎日は読まないけど、ここのところ常にバッグには本が入っています。

それは海外でも例外ではなく、今回タイに来るにあたり2冊持ってきました。

結構飛行機とかバスとか暇なので最適なんですよね。

そんで、今ちょうど読み終わったのがそのうちの1冊。

「小さくても勝てます」

西新宿の小さな理容室「ザンギリ」が行列店に変わっていったというストーリーの本です。

昨年12月20日ごろにセミナーでお話を聞いて買ったものだったんですが、他にもいろいろ読み待ちがあったので、遅くなってしまいましたが、結論から言うとめちゃくちゃ面白かったです。

小さくても勝てます。ある理容室のお話。

全体を通して理容室の話なのですが、技術的な話はほとんどでてきません。

経営の話や考え方の話がメインで、専門的な難しい言葉もたくさん出てきます。

ですが、いろんなものに例えて詳しくかつわかりやすく解説されています。

表紙をめくると小さくても勝つ方法が載っています。

小さくても勝てます

もちろん内容をハイパーざっくり書いたものなのでちゃんと読まなければわかりませんが、この少ない文だけでも人によってはハッとすることがあるかもしれません。

読んでて思った事が「経営戦略」みたいな部分で自分がまだまだ知らない法則や仕組みがたくさん書いてあり、勉強になったこと。

それが50%くらい。

あとの50%は”僕自身すでに実践済み”な事が書いてありました。

「知らなかったけど、感覚的にやっていた」というのもあるし、狙ってやっていた事がそのまんま本に書いてあったりして少し驚きました。

繁盛店になった理容室ザンギリで行ってきた経営とオーナーさん自身の生き方や考え方が自分とマッチしていたという事は、僕の考えや方向性は間違ってない…そう思えるものでした。

例えば本の中で登場する《クリティカルマス》という言葉があるのですが、日本語では臨界質量という意味になるそうです。

どーゆーことかというと、「最初は全然ダメだけど、あるところまで行ったら一気に燃え上がる値」のことだそうです。

本の中では「それを結果が出るまでやり続けなさい」と書いてあります。

そんな言葉は知らなかったけど、同じことは常々自分にも言い聞かせているし、コンサルでもセミナーでも話しています。

好きだと思うことを本気でやり続けてれば、いつか絶対形になる。

飽き性の自分にとって、今まで好きだからこそ続いたものがいくつかあります。

美容師は10年、旅も10年、ブログは4年。

経験、スキル、知識がある一定のところまでいったら結果が出ました。

旅やブログなんていうと「はあ?」と思われるかもしれないですが、それで本も出たり、セミナーやコンサルなどもしていたり、テレビに出てギャラを頂いたり、何よりも自分のベースである美容師に直結したので結果は十分に出ていると思っています。

突き通すことで自分のみが1番になれる環境を自分で作りだすことができる。

そこにはもう競争はありません。

勉強と試行錯誤を繰り返し、結果を出すまで続ければ小さくても勝てる。

ざっくりですが、読んでいてそういう風に感じました。

フリーランスにこそ読んでほしい

最近…というか去年の終わり頃から感じているのが”フリーランスになったけど厳しい”って人が増えたなーということです。

結果がなかなか出ない。

時間はあるのになにしていいかわからない。

そうなってしまうと本当に大変だと思います。

なぜどの業種でも新規開拓みたいなことをするのかというと、現状維持だけでは絶対にうまくいかないからです。

現状がどんなに良くても、それは次第に下がっていきます。

何もしなければ下がりっぱなしです。

上げていくために、結果を出すためにはやはり思考と行動が必須だと思います。

サロンの経営者とフリーランスとはしばしばわけて考えられますが、大まかに区別したら同じです。

経営者の考え方、やり方、感覚はフリーランスでも持たなければならないもので、それがないと中々に厳しい世界なのだと思います。

圧倒的に夢があるからこそ、努力が必要。

努力って気合じゃー!とかではなくて、学ぶことをしなかったり、学ぶことをやめてしまったり、行動を起こすことをやめてしまったらそこで終わりなので、そうならない為に努力しないといけないという意味です。

形になるまでは続けたほうがいい。

そして常に新しい未来のために自分の居場所を作り続け、そのために必要な買い物、時間の使い方を考えることがフリーランスにこそ大切な要素なのだと思います。

もし悩んでる方がいたらこの本を読んでみることをおすすめします。

最後に、本に出てきた言葉でいいなーと思ったものを。

「神に見放されし者は、自らの運をその手でつかめ」

結局、自分次第ということですね。

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